『ライト、ついてますか』を読んだ
人生や仕事は「問題」の連続です。この本には、問題をどう発見するのか、どう定義するのか、どう解決するのかについてのヒントがたくさん詰まっているなーと思いました。
この本にはこれらの「標語」のようなものがいくつも出てきます。
問題によっては、それを認識するところが一番むずかしいということもある(p55)
結論に飛びつくな、だが第一印象を無視するな(p62)
他人が自分の問題を自分で完全に解けるときに、それを解いてやろうとするな(p89)
もし人々の頭の中のライトがついているなら、ちょっと思い出させてやる方がごちゃごちゃいうより有効なのだ(p104)
この標語だけを見ていくのでも楽しめるのですが、この本では各章、各部がそれぞれケーススタディのようになっていて、その中身こそが重要です。
- 「誰の問題か?」
- 「問題は何か?」
- 「この問題はどこからきたのか?」
という問いが、本全体で何度も繰り返されます。それゆえ重要な問いで、問題を正確に見極めるには不可欠な問いだと思います。
翻訳は少し読みづらいところもあったんですが、内容はよかったです。会社のCTOに教えてもらった本なので、CTOにお礼を言っとこうと思います。