あぼぼーぼ・ぼーぼぼ

のんびり生きたい

『ファシリテーションの教科書 - 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ』を読んだ

https://www.amazon.co.jp/dp/B00P28A5M8

『多様性の科学』を読んでからというもの、集団で仕事をする -> 集合知を高める(集団脳を構築する)と考えた時に、集合知を高める観点で周りを見渡すとまた色々な領域で学ぶことがあるな〜と思っています。

会議もそのひとつで、会議は一人ではやらないので、二人以上で集合知を利用してよりよい結論に辿り着くためのイベントなはずです。会議を因数分解していくと「ファシリテーション」があり、そういえばファシリテーションをちゃんと学んだことないな...社会人はみんな新卒1,2年目くらいで学んだりするのかな...ぐぬぬと思ったので本書を手に取りました。

結果からいうと会議のファシリテーションに限らず、人と話すうえで相手の発言をどう整理するかとか、欠落したあるいは曖昧になっている主張や根拠をどう引き出すかなど、日頃の仕事の考え方が変わるような知見に溢れた本でした。やったね。

ただ同時にファシリテーション難しすぎじゃね?とも思いました。考えるべきことが多すぎて、ひとりの人間がやることじゃあないなぁと思ったので、理想は会議の参加者全員が本書に書いてあるような、そもそも会議の構成を意識したり、論点整理力だったり、聴く/伝える力を鍛えたりするのが良いのでしょうね。